「人生ハードモード」という表現を聞いたことはあるじゃろうか?ハードモードとは、ゲームにおける難易度の話で、一般的に難しい難易度のことを指しておる。つまり、人生ハードモードとは一般的な人より難しく、苦しい人生のことを意味している。今日は人生ハードモードな人の特徴とその解決法について話をしていこうかの。わしはハードモードがやりごたえがあって好きなんじゃがな。対義語は人生イージーモードじゃぞ。
もくじ
女性のほうが圧倒的に人生ハードモード?
人生の難易度のことを話題にするときに、よくこの「女性は圧倒的に人生ハードモード論」があるわけじゃ。「女性」というたいそう大きなくくりでものごとを判断してしまうのは危ういがの、実際女性のほうが人生ハードモードになりやすいということは言えるのかもしれんな。なぜそうなのか、その理由を話していくとしよう。きみも思い当たる部分は多々あるかもしれんの。
生まれ持ったステータスの影響力が大きい
女性が人生ハードモードになりやすい理由の1つに、生まれ持ったステータスが人生に大きな影響を与えることがあるのじゃ。
わかりやすい例でいくと容姿じゃ。よくブスは美人の数倍人生ハードモードというの。例えば、人生の良きパートナーを探す上でも、女性が容姿を理由に男性に拒絶されてしまうということもある。例えば、就職をする際でも「顔採用」なんて言葉が世にはびこっているが、容姿を理由に面接で落とされてしまっているケースもあるじゃろう。女性は見た目によって人生の難易度がぐんと変わってしまうことを理解しているし、だからこそ女性には化粧という武器があるのじゃ。女性の化粧を否定する男性がいるがの、女性も工夫を凝らして日々努力しているのじゃぞ。
人間、容姿は1つのステータスでしかないのだが、女性は容姿にいかにステータスが多く振られるかが人生の難易度を大きく左右してしまうことが多いのかもしれん。生まれ持った地頭のステータスが45で容姿が80の女性と、地頭のステータスが90で容姿が40の女性では、多くの場合前者のほうが人生イージーモード(人生そこまで努力しなくても手に入れたいものが手に入りやすい)になりがちじゃ。
タイムリミットが多い
女性の人生は男性の人生に比べ、タイムリミットが多いことも1つの理由として言えるかもしれん。女性は婚期というものがあるの。それに紐付いて年齢のタイムリミットがある。女性はいついつまでにこれをせねば手遅れになるものが男性に比べて多いのかもしれん。男性は30代後半になっても20代の女性と結婚するという事例は多いがの、逆はあまり聞かんじゃろ。男性は女性に一定のアイドル性を求めているからの、20代男性は相応の魅力が無い限り30代後半女性と結婚したいなんて思わんじゃろうな。
そして、このタイムリミットを逃してしまうとなかなかリカバリーが難しい。ゆえに、女性のほうが人生ハードモードになりやすいということじゃ。このタイムリミットをしっかり理解し、対処できる女性は問題ないぞ。
外部環境の変数が多い
女性の人生を取り巻く環境には多くの要素があるがの、男性に比べてその要素の数とその要素から受ける影響が大きいのかもしれん。「環境が人を作る」と言うが、女性は特にその傾向がある。環境に流されやすい、流されざるを得ないと言えるかもしれん。
例えば、結婚したとして仕事熱心な夫がいるとしよう。日本では現在、女性が一家の収入源になっていることはそう多くないじゃろう。日本の社会構造が原因ではあるのじゃがな、ここでは触れない。一家の財政は男性である夫に多くの割合を依存していることになるゆえ、男性の収入が何かの要因で変化してしまっても女性が直接対応できることというのは少ない。男性が収入を増やすようなマインドを持ち、行動できる人間なら問題ないがの、そうでない場合、女性は夫という外部環境に人生を依存してしまう。
よって、女性は自分の内部ではなく、外部要因によって人生の難易度が変わり、ある日突然、急に人生ハードモードになったりするのじゃ。そして、そのハードモードに対し抵抗力もない。なかなか厳しい現実じゃ。
人生ハードモードな人の特徴とは
比較的女性のほうが人生ハードモードになりやすいということがわかったかの。男性は女性を支えてやる必要があるかもしれんな。次は男女の違いに限らず、人生ハードモードとなりやすい人の特徴を話していくとしよう。きみはいくつ当てはまっているかの?当てはまってしまっていても、対処法はいくらでもあるぞ、安心してくれの。
親が支配的な人
両親が支配的な人は、人生ハードモードになりがちじゃ。なぜか?親にとっては良くても、子にとっては人生ハードモードになる原因を生み出し、かつその子は人生ハードモードとなった際に抵抗できる力を備えられないからじゃ。
「大人は長く生きているんだから、その分こうしたほうがいいことも知っている。だからこれをしなさい。」「絶対こうしておいたほうが将来のためになるからとりあえずやっておきなさい。」
こういう親は最悪じゃ。距離を置くことを考えたほうがいいかもしれん。
世の中というのは常に変化し続けておる。しかも第3次産業革命と言われる、情報革命が起こった現代じゃ。ますますその変化のスピードは加速しておる。そんな変化の激しい現代で数十年前に親が培った経験などほとんど役に立たんぞ。
それに、親が支配的で、子はその支配に従順な場合、子は「本当にそうなのか?」と自らの頭で考える経験をすることができない。親の言ったことが正解だと信じているからじゃ。自分で考え、自分なりの行動を起こしていくことができる人は、たとえ環境が変わって少し人生がハードモードになってもいくらでも生きていけるし、すぐにハードモードから抜け出せる。しかし、親の支配を受けてきた人は環境変化によって人生ハードモードになると、もう人生ハードモードで生きていくしかなくなる。対処する脳の部分が鍛えられてこなかったからじゃ。そうなってしまうと、人生なかなかリカバリーするのは難しいかもの。今からでも遅くはないぞ、自分で考え、自立することじゃ。
恋人やパートナーが高級志向の人
これも厄介な要因なんじゃがの、きみの恋人や結婚するパートナーが高級志向であると、人生の難易度は自ずと高くなってしまうのじゃ。
きみの妻が次のように言うとする。「豪華で盛大な結婚式を挙げたい」「安い車は格好がつかないから高級車が欲しい」「家は一等地に4LDKを建てるのが最低ライン」家庭の財政は常に困窮し、低い水準をキープし続けることになるじゃろう。そうすると、何かのきっかけでお金が必要になったとき、もう家庭にはその余裕がない。金銭面でさらに豊かな人生にしたいと思い、なにかを始めようと思っても、その初期投資ができない。人生ハードモードとは「身動きが取れない」状態であることが多い。
いくら容姿がよくて、相性がいいパートナーであっても、きみの人生の可能性を狭めてしまうようなパートナーと人生を約束するのは考えものかもしれん。
スキルとマインドのバランスが悪い人
スキル、つまりできることと、マインド、つまりやろうとする気持ちや考え方のバランスが悪いと、人生がハードモードになりやすい。マインドだけが強いと、多額の資金を投下してみたものの技術的に全然足りておらず、ただ資金がむなしく消えていく、なんて状態に陥る。スキルだけが強いと、天才的な仕事の才能があるのに、無気力でやる気が起きず、なにもできずに日々時間とお金を消費していくしかない、なんて状態に陥る。人生バランスが大切な場合もあるわけじゃな。
昨今、「意識高い系」と言って世間から揶揄される人種がいる。スキルに乏しいのに、マインドだけがやたら強い人種じゃ。これが悪いとは言わんからの。むしろ、今はこのような状態の人種が、社会の未来を作っていくとも言えるからの。後々スキルとマインドのバランスが取れればいい話じゃ。きみも今はスキルかマインドが特別強かったり、バランスが悪かったりするかもしれんが、改善していけば問題ないぞ。そのままだと人生ハードモードが待っているがな。
極端な思考をしがちな人
なんでも極端に考える癖がある人も注意じゃ。自ら人生をハードモードにしてしまうことがあるからの。
思い込みが激しい人とも言える。絶対これが正しい、絶対これは間違ってる、これしか今できる選択肢はないなど、すべて思い込みじゃな。極端な思考をしてしまうと、自ら人生の選択肢を狭めてしまう結果となり、実はその見えていない選択肢の中に人生イージーモードな選択肢があったことにも気づかないんじゃ。そして自ら人生をハードモードな方向に修正してしまう。確固たる考えは自信の理由にもなるからいいことではあるが、正解そうなときほど本当にそうか考える癖をつけることがきみをハードモードから救うかもしれんな。
田舎などの閉鎖的なコミュニティに属する人
田舎は自然があり、空気がおいしくいいところが多い、とよく言うが、注意せねばならないこともある。それは田舎に限らず閉鎖的な環境で生活する場合全般に言えることじゃが、時代や社会から取り残される可能性があるということじゃ。
閉鎖的なコミュニティというのは外部から入ってくる情報に乏しい。その中だけで経済が回りきっているからじゃ。閉鎖的コミュニティに属するリスクは、そのコミュニティの環境が悪化した場合に一気に人生ハードモードになることじゃ。そのコミュニティでは機能していた商業が地震などの災害によって壊滅したり、ある知識に長けた人が亡くなってしまってコミュニティの中でそれをすることができる人がもういない、などの場合が例として言える。同時に、そのような状況に陥ってもこれまでコミュニティの中で生活していればよかったので、外部に対する情報がない。よって身動きがとれない、となる。
常に、外部や新しいものごとに、意識してつながっていようとすることが重要じゃ。
生まれ持ったステータスをデメリットとしてしか考えられない人
人間誰しも生まれ持ったステータスがあり、そのステータスにはメリット、デメリットがある。しかし、人というのはデメリットの側面ばかり捉えがちじゃ。なにごとも二面性があるからの、悪い方ばかり見ていては自ずと人生ハードモードになるじゃろう。ステータスにはいい面も必ずあるのじゃ、自分の持つステータスをどう活かすかを考えるほうが懸命じゃの。
アスペルガー症候群やADHDという名前を聞いたことはあるじゃろうか?発達障害という、一般的に「障害」と定義されている特徴のことじゃ。このようなステータスを人生のデメリットと捉えて「自分の人生は生まれつきハードモードだ」と捉えるか、人生のメリットと捉えて「自分の人生はこのステータスを活かして生きていけばイージーモードだ」と捉えるかで人生は大きく違う展望を迎えるじゃろう。
歴史上の偉人や多くの有名人・経営者にもアスペルガー症候群やADHDといった発達障害を持っている人は実は多いのじゃ。彼らはそのいい面を人生にうまく活かしておる。世界的企業となったAppleの創業者、スティーブ・ジョブズなどもその1人であったと言われておるの。
このような「障害」と言われる特徴も捉え方によっては天からの贈り物となるわけじゃ。きみは自分のステータスをどう捉えるか、それが人生ハードモードとなるかの分かれ道じゃ。
考える習慣が身についていない人
さっきもちょっと触れたがの、考える習慣がない人というのは致命的じゃ。一度人生ハードモードに陥れば、もう抜け出すことはできん。
「考える」ということは自然界の中で人間にしかできないことじゃ。動物は本能のままに活きておるからの。ゆえに突然変異を除き、環境の変化によって生命は絶滅する。考えることができないきみはこの動物と同じじゃ。外部環境が変化したら、きみはもう生きれなくなってしまう。
考えて、考えて、考えてみることで、ハードモードからの抜け道が見つかる。見つかるまで考えることをやめなければ、絶対に見つかるのじゃ。
人生ハードモードであることを言い訳にする人
「現状がハードモードだから何をやってもうまくいかないのは仕方ない」なんて言っているようではきみはハードモードの住人じゃ。今、人生は確かにハードモードかもしれないが、ではいかにここから抜け出すかを考えよう、というマインドが重要じゃ。
ハードモードから抜け出すことをいつの間にか放棄してしまっては絶対に人生をよりよいものにしていくことは叶わんぞ。
自分を信じる力がない人
「ここを変えたら人生イージーモードになるかも」「このチャレンジをしてみれば人生ハードモードから抜け出せるかも」と思いつくことはそんなに難しくないんじゃ。ハードモードから抜け出せない原因はこの次の段階にある。人生ずっとハードモードな人は「できるかも、でもできないかも、いや、できないと思う」という思考になってしまう、つまり自分を信じることができないのじゃ。
自分を信じることができなくて何が好転するのかの?
失敗しようが、成功しようが、自分を信じてやってみること。人生をイージーモードにすべく、自分を信じてアクションを起こすこと。これが間違いであることは断じてないのじゃ。
人生ハードモードから抜け出すには
人生ハードモードになる人の特徴はわかったじゃろう。きみももしかして当てはまっていたかの?でも大丈夫じゃ。抜け出してイージーモードな人生を生きる方法はある。最後にそれを話そう。
環境を変化させる
女性の人生は環境の影響を受けやすいということは冒頭で話したの。また、親や恋人の影響、閉鎖的なコミュニティに属することのリスクなども話してきた。環境は人生の難易度を少なからず左右するのは明確じゃ。
であれば、自ら人生イージーモードとなるように環境を変化させればよいのじゃ。
親や恋人などの交友関係が人生をハードモードにしているのならば、関係性を断ち切る。閉鎖的なコミュニティにいることで身動きがとれないのならば、そこでの暮らしを捨てて新天地へ引っ越す。どうとでもアプローチできるはずじゃ。
自分を信じ、捨てることを恐れず、自ら新しい環境を築き上げること。人生のハードモードから抜け出す1つの方法じゃ。
メタ視点を身につける
メタ思考という概念を知っているじゃろうか?メタ視点、メタ的視点で考える、などとも言われることがあるの。メタ思考とは、あるものごとから離れ、別の実体の視点からこのあるものごとを見て、評価することじゃ。自分の人生について考えるならば、自分の主観的な脳から距離を置き、第三者を置いてみて、その人の視点から自分の人生を考えるということになる。
なぜ人生ハードモードから抜け出すためにメタ視点が重要になってくるのか?それは、どういう理由で、どの程度人生がハードモードになっているのか客観的に判断して、対処をするためじゃ。さっき極端な思考をしたり、自分で考えられない人は人生ハードモードになるという話をしたじゃろ?こういう人は人生がハードモードになっている理由と、その対処法を正確に把握できていない。至極主観的にものごとを考えてしまうからじゃ。「自分だけなんでこんな人生に」「世の中は自分にだけ不公平」なんて思考がその典型じゃ。「自分だけ」に対する母数はどれほどのものかの?正直に言って、きみより人生ハードモードな人間なんていくらでもいるし、彼らの中にはそのハードモードから抜け出すことができる人もたくさんおるぞ。
まずは、自分をメタ視点で客観視すること。そして、ハードモード脱却のためにすべきアクションを実行することじゃ。人生ハードモードであることを甘んじて受け入れてしまってはいかんぞ。
環境に左右されない思考を身につける
最強は、環境に一切依存しない思考を身につけることじゃ。自分の結婚相手は他の誰にもアドバイスを求めず、意見を鵜呑みにせず、自分で決める。資産形成も環境変化によって窮地に追いやられるようなものではなく、安定的に収益を得ることができる基盤を築く。(これを大企業に就職することなどと捉えたきみは間違いじゃぞ。リストラされ突然収入が0になるリスクを理解しているかの?)
人生は環境によって途端にハードモードに陥ることがあるが、環境に左右されない思考を常日頃からしていれば、これらの変化はすべて「一時的なハードモード」となる。ちょっと致死率の高い難しいステージに遭遇しちゃった、ぐらいの感覚じゃ。環境に依存しないということは、真に精神に平穏が訪れるわけじゃ。
人生のイージーモードは自分で作る。人生をイージーモードにすることに責任を持つ。頼もしい限りじゃの。
人生ハードモードと捉えなければ人生イージーモード
人生はハードモードであると考えなければ、意外とイージーモードだったりするのかもしれん。きみが人生をハードモードにしているのかもしれんぞ。人生は多かれ少なかれ、山あり谷ありじゃ。きみのハードモードも、そのステージだけの話かもしれんぞ。次のステージはコインだらけ、アイテムだらけ、とかな。